ベルギー
バル・サン・ランベールのアールデコ花器です。
１９３０年頃のジョセフ・シモンの作品です。

バル・サン・ランベール（ベルギー）は、アールヌーボー期から１９３５年頃までのアールデコの作品は非常に優れたものが多く、海外での評価もこの時期のものはとても高いものがあります。
この花瓶は真正のアールデコ期の作品で、一番多くデコ作品を残したジョセフ・シモンの手によるものです。
最も上質なクリスタルのウランガラスに金赤を被せて、非常に美しい面造形のカットが巧みにほどこされています。
　アールデコ期の作品は戦後の１９５０年以降の同じ被せガラスにカットしたものと比べると、１９３５年ごろまでの作品の技術と造形美の高がわかるというものです。
　幾何学的と単に言い切れない、特筆すべきカットフォルムのデザインが見事という他ない作品が多いのが特徴です。

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