イギリス
スティーブンス＆ウィリアムズのクリスタルのゴブレットです。
１９３０年頃のものと思われます。

球状のステムの中に白馬にまたがった男性が巧妙に封じ込まれています。
とても馬も男性もなんとも愛嬌のある顔に仕上がっています。
このグラスをつくったのはビル・スウィンジウッド（Ｂｉｌｌ　Ｓｗｉｎｇｅｗｏｏｄ）で、高名なスティーブンス＆ウィリアムズ社で１９２８年〜１９３９年まで働いていたガラスアーティストです。　
彼の仕事は、中の人形。
ランプ・ワーカーで小さな動物などのフィギュアづくりで知られる人です。
彼の父であるウィリアム・スウィンジウッドもランプワーカーでスウィンジウッドファミリーとして有名です。
きつね狩りの色々なシーンのフィギュアを作り、ゴブレットに封入したものを「ハンティング」シリーズとして１９２８年につくっています。


このグラスのクリスタルも、とても透明度が高い上質なものとなっています。