イギリス
ロイヤルウースターのジャポニスムの花器です。
１８８５年の作品です。

ウースターならではのアイボリー地にとても豪華に金やプラチナで草花が描かれています。
特に鶴と蝶は厚く金彩が施され、草花にはビーディングも使われており立体感を出しています。
また金粉が表面と内部にまでかけられています。

側面のハンドル部分はかなり立体的で、下の方には水連と水草に止まっている蛙の装飾が
金彩で施されています。
反対側のハンドルにも同じように蛙の装飾がございますが、止まっている位置が違っています。
なんとも愛嬌のある可愛らしいポーズをとっています。
またハンドルの上部には左右１匹ずつ蛙が止まっています。

ウースターの耽美主義の作品らしい逸品です。