姿形がピンとしたワインジャグです。
かといって堅物だけのようなものではなく、全体にエレガントな雰囲気が漂っています。
一見イギリスの1,830年頃のジョージアンのジャグのように見えます。
イギリスの業者も19世紀初頭のイギリス製といっていました。
しかし手元にあってよくながめると、イギリスの素直でスッキリしたジョージアンとは少々違ってみえました。
口元のプリズムカット、スリーネックリング、ボディのぶどうのエングレービングとその下のクロスカット、フランスものではないかとイギリスの著名なディーラー兼研究者である友人に聴いたところ、やはりフランスのものでした。
やはりフランスのものはちょっと色気があるのです。
美しいジャグです。
オブジェとして飾っても様になるスタイルかと思います。